リピーティングの効果

前回の投稿でご紹介した、TOEFL iBTで102点を獲得したMさんから、河野塾での学習の効果、特にリピーティングの効果についてコメントをいただきましたので、紹介します。


この度は本当にありがとうございました。
色々なメソッドを教えていただいた中で、特にリピーティングが効果がありました。
前よりずっと聞き取れるようになったので、LSWが改善したと考えています。
実際、リピーティングを行ったのは、Test1の1-5について、それぞれ2-5回だけなのですが、たくさんの教材に取り組まずに同じ音源を細かく聞き続けるだけで、短期間で今まで経験したことがないくらい上達したことにとても感動しました。


ここで「Test1の1-5」とおっしゃっているのは『The Official Guide to the TOEFL iBT Test』(2024年の改訂前バージョン)のTest 1に含まれているリスニングセクションの5題のことです。

当塾ではまず扱う教材を絞り、音声面の分析を行い、それを踏まえて音読・リピーティング・シャドウイングなどの練習を行います。その後、「量」をこなすべく、様々な素材を教材として扱っていくのですが、Mさんの場合はこれまでの学習の中で「量」の蓄積がある程度あったと思われます。そのような方には確かにリピーティングは効きますし、即効性もあります。

ただ今回はとにかく時間がなかったので、発音をイチから洗い直すことはできませんでした。Mさんは発音の基礎もそれなりにはあったために泣く泣く割愛しましたが、できればきちんとやり直したうえで上記の学習もやりたかったところではありました。それでも好結果が出たというのはご本人の能力に負うところも大きいのでしょう。

Mさん、参考になり、かつ教師として勇気づけられるコメントをありがとうございました!留学中の学業に向けて、私の示唆したやり方で学習を継続してもらえれば幸いです!

点数速報

受講生のMさんがTOEFL102点を達成しました!内訳はR25, L28, S22, W27です。

Mさんは前回の本試験で95点(R29, L25, S18, W23)まで取っておられましたが、やはり100点を超えたいのと、特にSに関しては20点を超えたいのだが、Practice Onlineを何度やっても18点を超えられないとのことで当塾に来られました。

私としてはLの点数ももっと伸ばしたいと思いましたし、Rも実力からすると高めに出ている感じがして、これを下げずに高値安定させたかったので、まずはその2セクションを扱いました。そのうえで、残りの時間はすべてSに費やし、猛練習していただきました(Wは「自分でいけそうな気がする」とのことだったので、扱いませんでした)。

発音にもやや懸念点があったので、音読やシャドウイングをしていただきながら、実践演習を積んでもらいました。その甲斐あって1か月強で4点アップし、目標点達成となりました!しかもL・Wも最高点更新です!(Rは下がってしまいましたが…)。

Mさん、おめでとうございます!今回の集中的な取り組みは素晴らしかったですし、本番のプレッシャーに負けずに頑張っていただきました!今後の出願準備も頑張ってください!

生徒さんからの報告2つ

今年は「社会人英語」枠、すなわち留学を目指しているわけではなく、仕事で英語を使う必要があって河野塾で学習される方が増えました。

その一人であるFさんから嬉しい報告がありました。Fさんは大手外資系企業にお勤めですが、アメリカの本社から幹部が来日して、その前でプレゼンをする機会があり、そのプレゼン後、幹部の一人から「発音が変わったねえ」と言われたそうです。

残念ながら「上手くなった」という表現ではなかったようですが、これを本人にわざわざ言いに来るというのは、1)その幹部は以前、意識的にであれ無意識的であれ、Fさんの(あるいは日本人社員の)発音が気になっていた(あるいはストレスを感じていた)。2)その発音が改善され、聞きやすくなっていた(あるいはストレスが軽減した)ので、思わずそのことを伝えたくなった、のは明らかだと思います。

以前もブログに書いたように、このような「発音を褒められる」という現象は、河野塾の生徒さんにはよく起こることです。特に今回のFさんのケースでは、ここ数回の授業における向上ぶりが顕著で、その点本人にも伝えていました。個々の音素が正確かつ明瞭になり、アクセントやリズム、息継ぎまで含めた全ての側面で良化していたので、「そろそろ外国人(ネイティブ、ノンネイティブを問わず)に褒められ始めると思いますよ」と述べた矢先の出来事でした。ご本人も相当嬉しかったようで、すぐご報告いただきました。

発音の良化と比例してリスニング能力も高まっており、これまで雑音のように聞こえていた英語が、言葉として聴き取れることが増えてきたということでした。これも常々私が「発音にこだわって学習することで、まずはリスニングから向上する」と述べている通りで、あまりに狙い通りの成果に、私としても「しめしめ」と得心した次第です。

この一連の流れは別の「社会人英語枠」受講生であるKさんにも、ほぼ同じ順序で起こりました。Kさんは家庭の事情で受講を一時的にお休みされていますが、その間にTOEICを受けて900点を突破。さらには外資系企業への転職に成功、英語面談も上手くいったとの報告が最近ありました。Kさんの場合は多忙により受講間隔が空いてしまうこともしばしばでしたが、それでもご自身に可能なペースで学習を継続することにより、ゆっくりではあるけれども着実に英語力がついてきました。

「継続は力なり」とはあまりにも言い古された言葉で、そういう陳腐な表現を通常私は嫌うのですが、正しい方法論で、少々の波はあれど継続するならば、着実に力がつくことは間違いありません。そのことを改めて実感した、2人の生徒さんからの報告でした。

河野塾、女性誌デビュー!(笑)

女性誌BAILA 2・3月合併号にて、当塾を紹介していただきました! https://baila.hpplus.jp/magazine

これまで語学誌などで記事を載せていただいたことはありましたが、今回はなんと30台働く女性向けの雑誌!ビックリでございます。とはいえ、ある生徒さんがどのように英語を学習してこられたかのインタビューに答えており、その中で言及していただいたという形です。

それにしても私が指導の中で力を入れている部分をピンポイントで評価していただき、感涙です。坂本さんは一時期お休みされていましたが、昨年よりTOEFL学習を再開、そろそろ目標の点数が出ると見込んでおります。

坂本さん、ありがとうございました!

合格速報

受講生の宮武さんがエモリー大学(Goizueta Business School)のMBAプログラムに合格しました!

IELTSの点数向上のため発音練習を中心に行いましたが、それがインタビューでも活きたようです。

宮武さん、おめでとうございます!