読書の重要性

現在アメリカに留学中の元受講生から便りがありました。やはりこの状況下、オンライン授業にどの程度の意味があるかという点については考えてしまうこともあるようです。しかしながら、通常であれば呼べないようなゲストスピーカーに参加してもらえるなど、オンラインならではの利点もあるとのことでした。

その便りの中で、英語で読書することの重要性についての言及がありました。以下引用です。

「…改めて感じたのはインプットの大切さでしょうか。実は日本に一時帰国中は、日本語の本ばかり読んでいたのですが、その時に、日本語であっても知らない言葉があれば無意識に辞書で調べている自分に気づき、わかっていたつもりではおりましたが、こういう風に自分の中の言語のボキャブラリーは増えていくんだなぁと感じて、洋書を読んでいく必要性を再認識した次第です。」

これ、私が授業内でも強調していることですし、自宅学習のメニューとして読書を組み込んでもらうケースも多いです。英語で本を読むということは、まず語彙の知識を常に活性化していることになり、構文把握の練習を不断に行っているということでもあります。このことが読書スピードや正確性はもちろん、リスニング、ライティング、果てはスピーキングに至るまで、全方位に効いてきます。

留学中の勉学、学友とのコミュニケーションなどにおいて色々と課題が浮き彫りになる分、そういったインプットの重要性にも改めて気づかされるということだと思います。

実際に留学中の方から貴重な証言を得た、という思いです。

投稿者:

河野太一

「TOEFL(R)テスト・IELTS・GMAT・GRE対策」を指導する河野塾塾長。早稲田大学政治経済学部中退。Seattle Central Community College卒業。テンプル大学ジャパンキャンパス卒業(心理学専攻)。テンプル大学ジャパンキャンパス大学院卒業(英語教授法専攻)。TOEIC講座・大学受験予備校での指導を経て、大手留学準備校にて教務主任を務めたのち、独立。主な資格は、TOEFL iBT 116点・IELTS 8点・TOEIC 990点(満点)・TOEIC Speaking and Writing Tests 各200点(満点)・英検1級など。