GRE点数速報

受講生の丸山さんがGREで321点を達成しました!

内訳はVerbal 153点、Quantitative 168点でした。

丸山さんは数年前にGMATの学習を開始、しかし手応えを得られずGREに転向。GREの初回受験ではVが140点台となり、EAも受験するなどしながら、伸び悩みを感じて河野塾に来られました。

多くの方と同様、読解力に難ありと見ましたので、GREおよびGMATのリーディング問題を用いて、徹底的に鍛えました。その結果、非常によく起こる現象ですが、授業中に行うパッセージの要約が、ある時から急に良くなりました。

点数が上がるのも時間の問題と目していたところ、昨年11月にはVが155点まで伸びました。しかしQのほうが振るわなかったので、年末に再受験。Qは実力どおりの点数に戻したものの、何と今度はVが急降下。おそらくはプレッシャーによる心理的要因だったでしょう…。

そして年明けに再度受験し、ようやくVとQの点数が揃ったというわけです。Vについては自己最高には達せず、また160点もあり得ると私は考えていましたが、そこまで行きませんでした。しかしながら320点を超え、出願には十分であろうということで、これにて受験終了となりました。

やはり「しっかり読んで解く」という姿勢で臨み、長文や、Text Completionタイプのトリプルブランク問題なども「読めた」状態になれたのが勝因と思われます。

一方で、トリプルブランクで単語が難しいと感じたものは即捨てたそうで、そこのお思い切りが大事ということもおっしゃっていました。また単語力の重要性についても改めて感じたとのことでした。

丸山さん、おめでとうございます!受験回数を重ねるごとに高まるプレッシャーの中、よく結果を出していただきました!丸山さんは授業中にいただくご質問が鋭く、詰めるべきをきちんと詰めるという姿勢が見え、結果を出す人の特徴を備えていると感じていただけに、本当良かったと思います。出願で良き結果が出ることを願っております!

点数速報

受講生の廣野さんが、IELTSで7.0点を達成しました!

内訳はL7.0, R8.5, W6.0, S5.5でした。

実は廣野さんはGREの受講生で、IELTSに関してはReadingの解答法についてアドバイスをした程度でした。しかしGREで鍛えた読解力がいよいよ開花したと思われ、そのReadingで8.5点を獲得!これが効いてのOverall7.0達成となりました。

ご本人に聞き取りをさせていただいたところ、いくつか印象的な言葉がありましたのでご紹介します。


・先生(河野)のアドバイス通り、段落ごとに処理する(一段落読んでは、そこから作られている問題を解く)アプローチにしたのが良かった。

・「時間は間に合わなくてもよい。しっかり読んで、時間の限りしっかり解答しよう」と開き直って取り組んだ。結果、10分余った。

・Listeningについてはテスト慣れしてきた部分も大きいが、「聞こえなかった部分は仕方がない」と割り切って、先をしっかり聞く姿勢になったのが良かった。


特に二番目については、私が常に「冒頭は時間度外視でしっかり読め」「冒頭が理解でき、流れに乗れればスピードは上がる」「時間を気にせず、解像度を上げることに専念するほうが、却って時間的にも間に合ってくる」と言っていることを実践していただいたようで、実際に10分余ったうえに満点近い点数ですから、まさに我が意を得たり!であります。

全般的に開き直りの気持ちが功を奏した形ですが、これは「言うは易く行うは難し」で、本番の環境ではなかなか勇気が出ないもの。それを実践してのこの結果には頭が下がります。

ただし廣野さんの目標はあくまで7.5点。それに向けてはWSに改善の余地あり、Lの点数ももっと伸ばしたいということで、河野塾でIELTS指導も行うことになり、既に発音から突貫工事的に進めています。廣野さん、引き続き頑張っていきましょう!

点数速報

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

前々回(2024年10月9日)の投稿でご紹介したTさんより、新年早々嬉しいお知らせが。12月に受験したIELTSでOverall7.5を達成!これまで7.0までは保持していたものの、これでようやく志望校の基準点に達しました。

しかもReadingは何と9.0点満点に到達!以下、ご本人から頂いたメッセージの文面です。


全て10分以上時間を余らせることができ、かつ特に迷いもしなかったので、過去IELTSを受けていたときに比べて別人になったレベルにリーディング能力が上がっていることを感じました。河野先生のご指導のおかげです。改めてありがとうございました!

中略

特に急いで読んだ意識はなく、本を読むようなイメージで普通に読んでいました。


これぞまさに私がいつも授業内で生徒さんに伝えている「熟読しているのに速い」境地であり、理想の姿と言えます。いずれこのようになれるのだから、「速読などするな!」と口を酸っぱくして述べているわけです。

「本を読むようなイメージ」を試験本番で持てたのも素晴らしい。これについても、私が常日頃「私が本試験を受験するときは内容を楽しみながら読んだり聴いたりしていますよ」とお伝えしているのに通じる心的態度だと思います。

多くの受験者が試験のパッセージを単なる「タスク」と捉え(もちろんタスクではあるのですが)、ただただ機械的に、効率的に、速く「処理」しようとする結果、内容に入り込めず、却って時間がかかったり、正答率が上がらなかったりしてしまっていることへのアンチテーゼとして、参考にしてほしいと思います。

Tさん、おめでとうございます!今後の合格報告を楽しみにお待ちしております!

点数速報

受講生の丸山さんがIELTSでOverall7.5点(R8.0, L8.0, W7.5, S6.5)を達成しました!

丸山さんはGRE対策で当塾に来られており、IELTSは既に7.0を保持していましたが、できれば7.5がほしいということで、ご自分でIELTSの学習も継続しておられました。

ところがどうしてもWが6.0を超えず(一度だけ6.5に載ったが、また戻ってしまった)、これが何とかなればOverall7.5にいけるということで、ご相談がありました。一方でGRE対策がある程度目途が立ったので、では残りの授業時間をIELTS Writingに充てましょうか、ということで2コマほど授業を行いました。

その中で、論理構成に難があると判断しましたので、より書きやすく、かつ読んでいる側にもわかりやすい構成法を指導しました。その結果、なんと1.5点のジャンプアップで7.5点を達成したというわけです。

たった2コマの指導でここまで上がったというのは、本人の修正能力の高さがあってのことだと思います。GRE Verbalも同様に、最初は読み方がだいぶアヤシかったのが、短期間で非常に良い読み方になりましたので。

ただGREに関しては、VerbalとQuantitativeの点数が揃わない(片方が良いと片方が悪い)という状況があり、まだ学習と受験を継続するとのことです。

それにしてもいったんIELTSが終わったのはよかった!GREも時間の問題だと思いますので、丸山さん、頑張ってください!

点数速報とご本人手記

受講生のTさんがGREで328点(V159, Q169)を達成しました!

9月初旬の1回目の受験では314点(V147, Q167)。そこから3週間で大幅な点数アップとなりました。わずか2回の受験で目標点を超え、受験終了です。

ご本人にお話を伺いましたので、以下に掲載します。これは私が聞き取った内容をまとめたものであり、文責は全て私にあります。


Verbalセクションは12点の大幅アップとなりましたが、何といってもRCが「読めた」ことが大きかったと思います。1回目の受験では、心理的に焦ってしまったためか、RCの理解度が体感40%でした。しかも時間がかかってしまい、穴埋め系の問題(TC/SE)はランダムクリックしたものが多かったんです。だから1stセクションの正解率が低く、2ndセクションでEasyモードになってしまい、全体の点数を押し下げたと思います。

ところが今回はRCが読めました。簡単な文章はほぼ100%、難しいものも80%は読めた感覚です。また、比較的簡単な穴埋め問題→RC→難しめの穴埋め問題、という順番でいったのですが、RCが読め、かつ時間があまりかからなかった結果、穴埋めの難問にもしっかり取り組む時間的余裕ができました。結局RCができたことが全体の点数を左右したといえます。

ただ、今回何かを特別に意識したかといえばそんなことはなく、河野塾で教わった通りのやり方を貫きました。パッセージ冒頭ではいったん時間を気にせず、理解重視で取り組み、理解できている感覚をつかんだらスピードを上げるというやり方です。第1センテンスが頭に入ってこない場合は二度三度読むようにしたのも教わった通りです。また、文法構造など、考えるべきことをしっかり考えたことにより、多少不明な単語があっても文意を取ることができたと思います。

とはいえ、分からない単語にぶつかること自体、だいぶ少なくなりました。7~9月の間にだいぶ単語もやりましたので。やった教材は『完全攻略!TOEFLⓇ英単語4000』、Magooshの「GRE Vocabulary Flashcards」というアプリ、ManhattanのFlashcardsの3つ。『4000』はもちろん、アプリとフラッシュカードも『4000』の中に書かれていた「初めからキチンと覚えこもうとせず、ひたすら繰り返す」というやり方で行いました。

直前はむしろMathを重点的にやりました。Verbalの点数がこれほど上がると思っていなかったので、Mathは170点を目指そうと考えたからです。

Verbalについては、授業中の河野先生の解説をノートに取っていたので、そのノートを見返しながら、学習済みのパッセージを読み直しました。ただし設問のほうの見直しはそれほどやらず、本文の読解に集中しました。

さらに、Magooshの模試を利用し、タイムプレッシャーの下で問題解答する練習を行いました。また、Magooshで個別の問題を解く際も、設問数に応じて自分で制限時間を設定して(例えば4問のRCであれば4×2 = 8分)、タイマーをかけて解きました。ただしタイムプレッシャー下でも本文の読解には時間をかけてよいとし、設問はポンポンとリズムよく解くよう心掛けました。それでも本文さえ読めてしまえば、結果的に時間も間に合うものだと実感しました。また、自分には直感的に正解だと思ったものを敢えて選ばないようにしてしまう癖があったので、その癖を修正し、素直に解答を選ぶように努めました。

その過程で改めて思ったのは、日頃の学習からタイムプレッシャーをかけて解くと変な癖がつくということです。先生のおっしゃる通り普段は時間を度外視して読解力の向上に努めるのがよいと思いました。一方で、最後はやはり時間内に問題を解かなければならないわけですから、直前期にはタイムプレッシャーをかけた練習が必須だとも考えました。

今回の点数は河野先生のご指導なくしては達成できなかったと思いますし、トップスクールも視野に入ってきたようで、とても嬉しく思っています。河野塾での学習を通じて、今、人生で最高に英文を読む力が上がっています。留学中のリーディング課題も何とかなるのではないかと思えてきました。ありがとうございました。


私のほうで補足すれば、文法知識・構文解析力を強化すべく、私の執筆した『スッキリ英文法』と大学受験用文法問題集2冊、さらには『英文解体新書』にも取り組んでもらいました。また英文暗唱も指示してやってもらっています。

Tさんの場合も、ご多分に漏れず、最初に授業で扱ったパッセージの読解はボロボロ(失礼ながら!)でした。しかしその後真剣に学習に取り組んでいただいた結果、これもあるあるですが、ある時期から突然読解の「解像度」(と河野塾では呼んでいます。ほかに「読め具合」など)が上がりました。パッセージの要約などが完璧にできていました。したがって、点数が上がるのは時間の問題だろうと見てはいました。

残念ながら1回目の受験ではその力が十分に発揮されませんでしたが、おそらく心理面が大きかったと思います。そもそも「読める」ようになってから、それが点数に反映されるまでにはタイムラグがあるのが普通です。ご本人も「それでも自分は読めるようになっている」という感覚があったらしく、2回目の受験でアプローチを変えなかったのが良かったですね。

Tさん、改めましておめでとうございます!最初の状態から比較的短期間でこれだけの点数アップを実現されたのは、日ごろの着実な努力と、「自分にとって今必要なアプローチ」を的確に判断して実行する能力の賜物と敬服しております!出願準備も頑張ってください!

点数速報

受講生の北野さんがGRE Verbal 155点を達成しました!

北野さんはPh.D.プログラムへの入学を目指しておられ、GREについては初学者の状態でした。授業においては通常どおり、文章の読み方と解答の考え方を指導する一方、自習としては私の『TOEFL英単語4000』を用いた単語学習、文法問題集や英文解釈系の書籍などに取り組んでもらいました。結果、1回目の受験ではV148点でしたが、2回目の受験で155点にまで上がりました。

Quantitativeも165点に達し、合計320点を達成。私個人としては、もう少し学習を継続すればV160点越えも可能と見込んでいましたが、合格の最低基準は越えたということで、これで受験打ち止めとなりました。

北野さん、改めておめでとうございます!短期間の集中学習によって着実に成果を出したことに敬意を表します。AWの点数にやや不満は残ったものの、ライティング力についてはPh.D.の学業に取り組む中で磨きをかけてもらえればと思います。出願が上手くいくことを願っております!

合格速報

受講生のMさんがシンガポールのNUS(National University of Singapore)のMBAプログラムに合格しました!

Mさんは河野塾で受講開始後、比較的早い段階でIELTS7.0を達成し、その後は出願準備に勤しんでおられましたが、色々紆余曲折あり、ようやく合格通知が届きました。

今後もMBAの授業に向けて発音やリスニングを改善していくべく、継続受講されるご意向です。

Mさん、出願は大変でしたが、念願かなって良かったです!おめでとうございます!

合格速報

先日来ご紹介しているMさんから、ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)のMaster of Science in Analyticsに合格したとのご報告をいただきました!

このプログラムは以前ご紹介した坂本愛さんが在学しているプログラムです。このプログラムに河野塾から2名の合格者が出るとは!日本にいながらにしての「オンライン留学」となりますが、「留学」の形態も多様化しているなと改めて感じます。

Mさんの場合もお仕事直結なので、充実した学びとなることでしょう。改めておめでとうございます!

なお、坂本さんが最近の留学の状況をブログに上げておられますので、下記URLよりご覧ください。

https://baila.hpplus.jp/blogs/sakamoto_ai/61480

リピーティングの効果

前回の投稿でご紹介した、TOEFL iBTで102点を獲得したMさんから、河野塾での学習の効果、特にリピーティングの効果についてコメントをいただきましたので、紹介します。


この度は本当にありがとうございました。
色々なメソッドを教えていただいた中で、特にリピーティングが効果がありました。
前よりずっと聞き取れるようになったので、LSWが改善したと考えています。
実際、リピーティングを行ったのは、Test1の1-5について、それぞれ2-5回だけなのですが、たくさんの教材に取り組まずに同じ音源を細かく聞き続けるだけで、短期間で今まで経験したことがないくらい上達したことにとても感動しました。


ここで「Test1の1-5」とおっしゃっているのは『The Official Guide to the TOEFL iBT Test』(2024年の改訂前バージョン)のTest 1に含まれているリスニングセクションの5題のことです。

当塾ではまず扱う教材を絞り、音声面の分析を行い、それを踏まえて音読・リピーティング・シャドウイングなどの練習を行います。その後、「量」をこなすべく、様々な素材を教材として扱っていくのですが、Mさんの場合はこれまでの学習の中で「量」の蓄積がある程度あったと思われます。そのような方には確かにリピーティングは効きますし、即効性もあります。

ただ今回はとにかく時間がなかったので、発音をイチから洗い直すことはできませんでした。Mさんは発音の基礎もそれなりにはあったために泣く泣く割愛しましたが、できればきちんとやり直したうえで上記の学習もやりたかったところではありました。それでも好結果が出たというのはご本人の能力に負うところも大きいのでしょう。

Mさん、参考になり、かつ教師として勇気づけられるコメントをありがとうございました!留学中の学業に向けて、私の示唆したやり方で学習を継続してもらえれば幸いです!

点数速報

受講生のMさんがTOEFL102点を達成しました!内訳はR25, L28, S22, W27です。

Mさんは前回の本試験で95点(R29, L25, S18, W23)まで取っておられましたが、やはり100点を超えたいのと、特にSに関しては20点を超えたいのだが、Practice Onlineを何度やっても18点を超えられないとのことで当塾に来られました。

私としてはLの点数ももっと伸ばしたいと思いましたし、Rも実力からすると高めに出ている感じがして、これを下げずに高値安定させたかったので、まずはその2セクションを扱いました。そのうえで、残りの時間はすべてSに費やし、猛練習していただきました(Wは「自分でいけそうな気がする」とのことだったので、扱いませんでした)。

発音にもやや懸念点があったので、音読やシャドウイングをしていただきながら、実践演習を積んでもらいました。その甲斐あって1か月強で4点アップし、目標点達成となりました!しかもL・Wも最高点更新です!(Rは下がってしまいましたが…)。

Mさん、おめでとうございます!今回の集中的な取り組みは素晴らしかったですし、本番のプレッシャーに負けずに頑張っていただきました!今後の出願準備も頑張ってください!