単語集のやり方(3) ~完璧主義を避けよ~

単語集をやる際の目標設定として、多くの人が間違えるのは、「単語を永遠に覚えている」ことを目標としてしまうことです。

私は授業内で『4000』のやり方を手取り足取り丁寧に、明確に指導しているつもりですが、それでも間違えたやり方をしてしまう人が出てきます。その間違い方で一番多いのが、「単語の意味を言えても(チェックボックスに鉛筆で入れた)印を消さない」です。

「単語の意味を言えたら印を消して」と指示しているのに、なぜ消さないのか?それは「永遠に覚えているという自信がない」からです。つまり「今日はたまたま意味が言えたけど、明日も覚えていられるだろうか?一週間後は?一年後は?」と考えてしまうのです。そして「そこまで覚えている自信はないから、もう少し記憶が強くなるまで残しておこう」と考えます。その裏には、「せっかく英単語集をやる以上、しっかりやらなければならない」という思い込みがあります。「しっかり」というのは、究極的に言えば「永遠に英単語を覚えている状態」ということになるでしょう。意識的であれ無意識的であれ、単語集を用いた学習にこのようなイメージを持っている人は非常に多くいます。

それに対し、私は「ちょっとぐらいあやふやでも、記憶が長続きする自信がなくても、そのとき意味を言えたら印を消してください」と指示しています。なぜなら、印を消すのをためらっていると、印がいつまでも消えず、学習が停滞するからです。つまり英単語を完璧に覚えることよりも、スピード感を優先するのです。学習にはある程度のスピード感がないと停滞感が出て、気持ち良さを感じられません。そうなるとすぐに挫折してしまいます。世の中には、英単語に限らず、完璧主義に陥ったために何かに挫折してしまった人は多いはず。それでは本末転倒ではないでしょうか。

完璧主義を避けるべきもう一つの理由は、「永遠に覚えていられるかどうかを判断する方法がないから」です。英単語をいつまで覚えていられるかは、学習時点では判断できません。永遠はおろか、1年後に覚えていられるかどうかも分からないでしょう。それでは、いつ印を消せばいいのかに関する明確な基準がないことになります。基準がないから、1単語1単語につき自分の感覚で判断せざるを得なくなります。この判断に1秒~数秒の時間がかかる。判断するためのエネルギーもいる。明確な基準がないから判断がぶれ、いつも「これでいいのかな」と思いながら進めることになる。こうしたことにだんだん疲れてきてしまい、やはり挫折へとつながっていきます。

このように言うと「それでは記憶がいい加減な単語が出てくる。それらの単語は忘れてしまう。そうなったらどうするのか?」という疑問が湧いてくるでしょう。

今後の投稿でこの質問にお答えしますが、その前に「そもそも単語学習に対するイメージが違うのではないか?」というお話をします。

合格速報

受講生の中島さんがMITのSDM(System Design and Management)プログラムに合格しました!

TOEFLは103点まで伸ばし、GREは苦戦しましたが、見事合格となりました。中島さんはほかにも数校合格しています。

中島さんの課題は何といっても読解力だったので、多くの時間をそこに割きました。伸び悩んだ時期もありましたが、本人の努力でだいぶ克服しての合格。留学中の学業にも必ず生きるものと思います(もしこれをやっていなくて合格してしまっていたら大変だったでしょう)。

中島さん、おめでとうございます!努力が報われて本当に良かったと思います!

点数速報

受講生の中島さんがTOEFL iBTで103点(R27, L22, S26, W28)を獲得しました!

一時伸び悩みがありましたが、それにもめげず読書を中心としたインプットと、音読・リピーティング・シャドウイング・暗唱を続けることにより、Rが安定したばかりか、SもWも過去最高を更新しました。ただどういうわけかLが下落!これが前回同様であれば…と思ってしまいますが、全セクション高得点で揃えるのはやはり難しい。しかし次回あたりはまたLも戻ってくるでしょうから、さらなる高得点が期待できます。

受講生だより:リーディングがリスニングに好影響

元受講生で、ウィスコンシン大学のMBAプログラムに留学している熊崎さんからメールがありました。

ご多分に漏れず課題の量攻めにあっているようで大変そうですが、業界に特化したMBAプログラムであることもあり、学びが多く、充実した学業生活になっているようです。

「春学期は学部生を加えてのチームプロジェクトに取り組む予定で、先週学部生をリクルートするために面接官として学部生の面接に参加しました。もう一人のクラスメイトに助けられながらではありましたが、英語で面接官をするという面白い経験ができました。」

いや~、こういう体験、いいですね~。

「英語に関しては、聞き取れなかったり話せなかったりして落ち込む場面も多く、秋学期終了時点で当初期待していたほどの英語力の向上はまだないと感じています。半年ではそうそう簡単に上がるものではないということなんでしょうね。ただ、リスニングに関しては徐々に聞き取れるようになってきている場面もあり、この先どれくらい時間がかかるのかは想像もつきませんが、まだまだ聞き取れる箇所は増えてくるだろうという感触はあります。ゼミでも基礎科目のグループでも基本は私以外全員アメリカ人なのですが、学校に関係のある内容なら1対1での会話で相手が何を言っているのか全く分からないことはほとんどなく、スピーキングも徐々に積極的にできるようになってきています。問題はアメリカ人同士の会話。これは河野先生も渡米前に仰っていた通り、容赦ないですね(笑)。1ミリも内容が入ってこないことも多々あります。」

「全体として非常に緩やかな成長ながらも、比較的短期間でリスニング力が向上したと感じる場面もありました。秋学期の後半に企業戦略の授業があったのですが、毎回の授業前に課されるリーディングの量が半端でなく、授業もほぼ毎日あったので約2か月間、毎晩5~6時間のリーディングをするという生活をしていました。結果、リーディング力も伸びたのですが、同時にリスニングが明らかに楽になりました。音が聞こえるようになったというよりは、情報処理に脳が時間・労力をかけなくなったという感触でした。しかもリーディングに直接関係のある内容だけでなく、授業とは全然関係のないクラスメイトの話も馴染みのある内容なら聞き取りがぐっと楽になっていました。河野先生が仰っていた単語が”深く”身に付いている状態とはああこいうことかと実感した次第です。授業が終わった今、あの生活を自主的にしようという気にはなれませんが(活字の見過ぎで毎晩吐き気がするくらいだったので)、インプットの量は意識的に増やしていこうと思います。春学期の内容を見ると嫌でもまた似たような状況にはなりそうですが…」

これ、私が考えるに、めちゃくちゃ課題を読まされた結果として、英語のインプット量が一定の「閾値」に達したのだと思います。リーディングでもリスニングでも構文解析を(意識的であれ無意識的であれ)行っているわけですが、その処理の多くが「自動化」してきているのだろうと思います。リーディングを大量にこなすことでリスニング、さらにはスピーキング・ライティングというアウトプット面にまで好影響を与えるという好例だと思いますし、それを「閾値」に達するまで行ってようやく上達が自覚できるという例でもあるでしょう。それでもネイティブ同士の日常会話となると、背景知識を持っているかどうかなども関わってくるので、いまだにキツい、と。

「最近気づいたのが、聞き取れるか聞き取れないかは、話の背景知識の有無に非常に大きく関係しているということですね。アメリカ人同士の会話でも、授業の話や自分も知っているニュースの話などはかなり明瞭に聞き取れることが多いです。私の場合、河野先生に発音と細かい音まで聞き取ることを目指す大切さを教えてもらい、発音練習は渡米してからも毎日取り組んでいるので、音を拾う準備はそれなりにできている、ということかもしれません。逆に話の内容がアメリカの政治制度や大学スポーツなど内容的にも語彙的にも馴染みの薄いものになるとお手上げです。要は雑談が一番難しいということなんでしょうね。なので今はアメリカの政治や文化などの知識をつけるように心がけています。」

そして河野塾あるあるですが、やはり発音を褒められたようです。

「大学が留学生のために地元のボランティアをスピーキングの練習相手として紹介してくれるサービスがあり、有難いことに無料でネイティブスピーカーとマンツーマンの英会話をさせてもらっています。週2回ほどの頻度で、自由に会話したりスラングを教えてもらったりしています。発音を褒められました。アジア人であることは感じられるものの、私の言っていることの95%は分かり、彼が今まで会ってきた他のアジア人と比べると個々の単語の発音はかなり上手だと言われました。センテンスレベルだとまだchunkyで聞き心地が良くないとのことで、もっと流れるように話したほうが良いとも言われました。」

このchunkyとかchoppyという「日本人英語」の特徴は、克服に時間がかかります。河野塾の授業でも早いうちから取り組むポイントですが、やはり指摘されてしまう。大量のインプット・アウトプットを通して少しずつ改善していきたいですね。それにしてもこうした点を捉えて率直に指摘してくれるネイティブに教えてもらっているというのはラッキーですねえ。

熊崎さんはさらに自分でも文法や発音などの学習をする時間を取ってしっかりやっておられるようで、その姿勢には本当に頭が下がります。彼は年齢も若いので、最終的にかなりの英語力を身に付けて帰ってこられるのではないかと期待が高まります。

合格速報

受講生のOさんが、Cornell Tech大学のLLMプログラムに合格しました!

Oさんは小学生の頃に数年英語圏で過ごした帰国子女ですが、帰国以降英語は「感覚でやってきた」とのことで、文法・読解面で不安がありました。そこで基本文法から丁寧に授業を行いました。

Cornell Techでは、LLMといってもMBA的な内容の授業も多いとのことで、Oさんの方向性とピッタリの学校に合格して本当に良かったと思います。こういうケースは、留学中も充実した学業生活になるのが確実。ただ、文法・読解は渡米直前まで鍛えるべく、Oさんは今後も河野塾で学習を続けていきます。

点数速報

授業で忙しくしている間に「速報」でもなくなってしまいましたが、昨年末受講生のHさんがGMATで710点(V38, Q49, IR6, AWA5.0)を獲得しました!!

Hさんについては、TOEFLで100点を超えた際にFBで速報しましたが、GMATでも結果が出ました。Hさんは主に当塾で学習、特にGMATに関しては当塾のみで学習して結果を出しましたので、私としても喜びはひとしおです。

とはいえ、ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。TOEFLは受ける度に伸び、下がったり停滞することは一度もありませんでしたが、GMATは苦しい時期もありました。Mathは安定して49点以上を取れていましたが、Verbalは21→19→23→38と推移しました。最初にお試しで受けたオンライン試験の段階では学習量の不足もありましたが、会場受験となって以降は直前のPrepで38とか42とかを出していただけに本人としてはショックだったでしょうし、私としても授業内で手ごたえを感じていたので「なぜ本番でこれほどまでに点数が下がるのか」と考え込みました。

ただ本人としては「こんなもんだろう」という部分もあったようです。大学受験時代から本番に弱いとのことで、GMATの本番で点数がある程度落ち込むことも想定しており、つらい気持ちはあったものの、それほど落ち込まずに学習を続けたとのことです。

また、38点を取った4回目(オンラインを除くと3回目)の受験では、AWAやMathを先に行い、Verbalを最後にしたそうです。通常は頭が疲れる前にとVerbalを先に持ってくる人が多いと思いますが、その逆を敢えてやった、と。その理由は「頭がある程度疲れている方が自分は緊張しないで済む」と考えたからとのことです。自分を冷静に分析したうえで、緊張する自分の癖を無理に抑え込もうとせず、常識にも逆らって自分に最適な方法を選択した点、素晴らしいと思いました。

ただそうはいっても、あまり疲れすぎるのは良くないとも考え、IRの長めの問題はランダムクリック、AWAはテンプレを暗記し労力をあまり使わず解答するなどの工夫もしたとのこと。また彼は数学が元々得意で、それほど労力を使わずにMathが解ける自信もあった。数学が苦手な人はMathで労力を使いすぎる可能性もあるので、この順番はおすすめできないかも、とのことでした。自分の得手不得手を考えて、とにかく自分に合った戦略を練ることが大事、ということだと思います。

またこれまでの学習を振り返って思うところを尋ねたところ、「河野塾で発音を一番先に学んだのが一番良かった」との回答をいただきました。海外経験がなく、いわゆる「純ドメ」のHさんは、リスニングやスピーキングには自信がなかった、と。スピーキングはどうせやっても大して上がらないだろうから重視はしていなかったが、リスニングはどのように学習すべきか想像もつかない状態だったが、河野塾で発音から鍛えたことで順調に伸びた。それが早期のTOEFL100点越えにつながり、その後のGMAT学習や出願対策がスムーズにできた、とのことでした。

私は多くのケースでまず発音を教授しますが、その理由はまさにこのような理想的な流れに持っていくことですので、私としては我が意を得た思いですし、実際に結果が出たので報われた思いもあり、大変嬉しく思います。

Hさん、改めておめでとうございます!あまり表情や態度には出なかったものの、GMATが伸び悩んだ時はつらい思いをされているのを私も感じ取っていました。それでも努力を続けた最終的にこのような結果につながり、本当に良かったですし、最大限の敬意を表したいと思います。出願もそろそろ終わりに近づいていると思いますが、もうひと頑張りしていただいて、最良の結果が出ることを望んでおります!

読書の重要性

現在アメリカに留学中の元受講生から便りがありました。やはりこの状況下、オンライン授業にどの程度の意味があるかという点については考えてしまうこともあるようです。しかしながら、通常であれば呼べないようなゲストスピーカーに参加してもらえるなど、オンラインならではの利点もあるとのことでした。

その便りの中で、英語で読書することの重要性についての言及がありました。以下引用です。

「…改めて感じたのはインプットの大切さでしょうか。実は日本に一時帰国中は、日本語の本ばかり読んでいたのですが、その時に、日本語であっても知らない言葉があれば無意識に辞書で調べている自分に気づき、わかっていたつもりではおりましたが、こういう風に自分の中の言語のボキャブラリーは増えていくんだなぁと感じて、洋書を読んでいく必要性を再認識した次第です。」

これ、私が授業内でも強調していることですし、自宅学習のメニューとして読書を組み込んでもらうケースも多いです。英語で本を読むということは、まず語彙の知識を常に活性化していることになり、構文把握の練習を不断に行っているということでもあります。このことが読書スピードや正確性はもちろん、リスニング、ライティング、果てはスピーキングに至るまで、全方位に効いてきます。

留学中の勉学、学友とのコミュニケーションなどにおいて色々と課題が浮き彫りになる分、そういったインプットの重要性にも改めて気づかされるということだと思います。

実際に留学中の方から貴重な証言を得た、という思いです。

点数速報

受講生のMさんが、GREで319点(GMAT換算640点)を獲得しました!内訳はV157, M162です。Vは前回の150点から大幅アップとなりました。

Mさんは数学があまり得意ではないということで、Verbalの更なるアップを目指して、学習を継続しています。

単語集のやり方(2) ~なぜ「潰す」のか~

なぜ単語集を「潰す」ことが必要なのかを説明します。

それは「仮の目標を設定する」ためです。

単語集をやる人は多いが、収録単語を覚え切る人は少ないものです。河野塾の門を叩く生徒さんでも、これまでに一冊の単語集をやり切った経験がある人とそうでない人では、後者の比率が圧倒的に高いです。そしてこれまでどのようなやり方でやってきたかを尋ねると、「う~ん、何度も眺めて…って感じですかね」などとおっしゃる方が多いのです。

これは適切な目標設定が成されていない状態です。すなわち「どういう状態になったらその作業が終わるのか」が明確でないのです。

単語集を覚えるという行為は、それ自体それほど楽しいものではありません。「苦行」と感じる人も多いでしょう。

終わりのない苦行に耐えられる人間はいません。何とか逃れようとします。単語集の場合、それは挫折を意味します。

苦痛な作業であっても「何のためにやるのか」(目的)と「何をすれば終わるのか」(目標)が明確であれば、耐えられます。

単語集をやっている人にとって、前者の「目的」は比較的明確でしょう。単語の意味をあらかじめ知っていることが学習の効率アップ、ひいてはTOEFLなど各種試験の点数向上につながると思うからやるわけですから。

問題は後者の「目標」です。これが、英語でいえばcrystal clear、つまり「水晶のように透き通った」と言えるほど明確でなければいけません。「不明な単語に付けた印が消えるまで」という目標はあいまいさがなく、明確です。これを「仮目標」とすることで、単語学習が挫折するのを防ぐのです。

それにしてもこの目標はなぜ「」なのか。それは単語学習の目標に関する、極めてよくある誤解と関係しています。この誤解については次回投稿でお話します。

単語集のやり方(1) ~「潰す」とは何か~

私は生徒さんに「単語集を『潰す』ように」と指示しています。では「潰す」とは何なのか?

それは「知らない単語に印を付け、覚えたら消す。印が全部消えるまで繰り返す」ことです。

やり方を具体的に説明します。本書では一つの単元に500単語が収録されています。最初のステップは、その500単語すべてについて、意味を知っているかどうかをテストすることです。

まず紙などを用意して、日本語訳を隠し、英単語の意味を思い浮かべます。

“quota”の意味はなんだっけ?

そして紙をずらして日本語訳を確認します。思い浮かべた意味が日本語訳と合致していれば特に何もせず次の単語に進みます。もし違っていれば左隣のチェックボックスに鉛筆で印を入れます。

紙をずらして意味を確認し…
間違っていれば印を入れる

日本語訳の下に、単語を記憶に「引っ掛ける」ための解説があります。この解説が全ての単語に付いているのが本書の特徴ですが、テストの際は解説は読まなくて結構です。

このようにして500単語すべてをテストし終えたら、最初の単語に戻ります。ここからが本番です。最初のテスト時に印を入れた単語のみ、テスト時と同様に日本語訳を隠し、英単語の意味を思い浮かべます。

印が付いた単語のみ行う

そして正しい日本語訳が言えれば印を消します

正解したら印を消す

間違えたら印はそのまま残しておき、解説に目を通します。

間違えたら印は残し、解説を読む

この「単語の意味を考える」→「正解すれば印を消し、間違えれば印を残して解説を読む」という作業を、その単元に含まれる全500単語(の内、印が付いたもののみ)に対して行います。単元の最後にたどり着いたら、日付を入れる欄に終了の日付を記入します。

単元の最後の単語に到達したら、日付を入れる

そしてまた最初の(印の付いた)単語に戻ります。日本語訳を隠し、単語の意味を思い浮かべ、正しければ印を消し…と、1周目と同じ作業を行います。最後の単語までたどり着いたら日付を入れ、また最初に戻ります。

2周目を終えたら日付を入れ、最初に戻って3周目

この作業を、全ての印が消えるまで繰り返します。これが「潰す」です。

ある単元の500単語を潰し終えたら、次の単元に進む前に、付属のCR-ROMに収録されている音声ファイルを用いて、さらに「潰す」作業を行います。音声ファイルのやり方については後の投稿で説明します。

音声ファイルも潰し終えたら、いよいよ次の単元に進みます。例えば「80レベル」の「1st」を終えたら、次は「80レベル」の「2nd」です。「2nd」についても本で潰し、さらに音声で潰し終えたら、「100レベル」の「1st」へ進むといった具合です。

こうして全単元を潰し終えたら、この単語集を1回終えたことになります。

ではなぜ単語集を「潰す」と発想すべきなのか?次回の投稿でお話します。