IELTS点数速報

受講生の伊藤さんがIELTSでOverall7.0点を獲得しました!

内訳はL7.0, R7.5, W6.0, S6.5 = 7.0です。

ちょっと長めにかかりました。そして苦労しました。

しかしその中で、ご本人としても学びが大きかったと思いますし、私も気づかされることがいくつもありました。

全般的には「巷間よく言われているアプローチからの脱却」がひとつのテーマだったようにも思います。

あとは、アプローチ云々とは関係なく、「英語の理解度」をどう上げるか。これはほぼ全受講生に通底するテーマだと、最近とみに感じるようになりました。当たり前ではあるけれども、その当たり前が意識されていない…

詳しくは、また後々ご紹介できるかと思います。

とりあえずは速報まで。伊藤さん、苦しい時も投げ出さず、必死に学習を続け、ついに結果を出したことに敬意を表します!最良の出願結果を祈念しております!

GRE点数速報

受講生の丸山さんがGREで321点を達成しました!

内訳はVerbal 153点、Quantitative 168点でした。

丸山さんは数年前にGMATの学習を開始、しかし手応えを得られずGREに転向。GREの初回受験ではVが140点台となり、EAも受験するなどしながら、伸び悩みを感じて河野塾に来られました。

多くの方と同様、読解力に難ありと見ましたので、GREおよびGMATのリーディング問題を用いて、徹底的に鍛えました。その結果、非常によく起こる現象ですが、授業中に行うパッセージの要約が、ある時から急に良くなりました。

点数が上がるのも時間の問題と目していたところ、昨年11月にはVが155点まで伸びました。しかしQのほうが振るわなかったので、年末に再受験。Qは実力どおりの点数に戻したものの、何と今度はVが急降下。おそらくはプレッシャーによる心理的要因だったでしょう…。

そして年明けに再度受験し、ようやくVとQの点数が揃ったというわけです。Vについては自己最高には達せず、また160点もあり得ると私は考えていましたが、そこまで行きませんでした。しかしながら320点を超え、出願には十分であろうということで、これにて受験終了となりました。

やはり「しっかり読んで解く」という姿勢で臨み、長文や、Text Completionタイプのトリプルブランク問題なども「読めた」状態になれたのが勝因と思われます。

一方で、トリプルブランクで単語が難しいと感じたものは即捨てたそうで、そこのお思い切りが大事ということもおっしゃっていました。また単語力の重要性についても改めて感じたとのことでした。

丸山さん、おめでとうございます!受験回数を重ねるごとに高まるプレッシャーの中、よく結果を出していただきました!丸山さんは授業中にいただくご質問が鋭く、詰めるべきをきちんと詰めるという姿勢が見え、結果を出す人の特徴を備えていると感じていただけに、本当良かったと思います。出願で良き結果が出ることを願っております!

点数速報

受講生の廣野さんが、IELTSで7.0点を達成しました!

内訳はL7.0, R8.5, W6.0, S5.5でした。

実は廣野さんはGREの受講生で、IELTSに関してはReadingの解答法についてアドバイスをした程度でした。しかしGREで鍛えた読解力がいよいよ開花したと思われ、そのReadingで8.5点を獲得!これが効いてのOverall7.0達成となりました。

ご本人に聞き取りをさせていただいたところ、いくつか印象的な言葉がありましたのでご紹介します。


・先生(河野)のアドバイス通り、段落ごとに処理する(一段落読んでは、そこから作られている問題を解く)アプローチにしたのが良かった。

・「時間は間に合わなくてもよい。しっかり読んで、時間の限りしっかり解答しよう」と開き直って取り組んだ。結果、10分余った。

・Listeningについてはテスト慣れしてきた部分も大きいが、「聞こえなかった部分は仕方がない」と割り切って、先をしっかり聞く姿勢になったのが良かった。


特に二番目については、私が常に「冒頭は時間度外視でしっかり読め」「冒頭が理解でき、流れに乗れればスピードは上がる」「時間を気にせず、解像度を上げることに専念するほうが、却って時間的にも間に合ってくる」と言っていることを実践していただいたようで、実際に10分余ったうえに満点近い点数ですから、まさに我が意を得たり!であります。

全般的に開き直りの気持ちが功を奏した形ですが、これは「言うは易く行うは難し」で、本番の環境ではなかなか勇気が出ないもの。それを実践してのこの結果には頭が下がります。

ただし廣野さんの目標はあくまで7.5点。それに向けてはWSに改善の余地あり、Lの点数ももっと伸ばしたいということで、河野塾でIELTS指導も行うことになり、既に発音から突貫工事的に進めています。廣野さん、引き続き頑張っていきましょう!

点数速報

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

前々回(2024年10月9日)の投稿でご紹介したTさんより、新年早々嬉しいお知らせが。12月に受験したIELTSでOverall7.5を達成!これまで7.0までは保持していたものの、これでようやく志望校の基準点に達しました。

しかもReadingは何と9.0点満点に到達!以下、ご本人から頂いたメッセージの文面です。


全て10分以上時間を余らせることができ、かつ特に迷いもしなかったので、過去IELTSを受けていたときに比べて別人になったレベルにリーディング能力が上がっていることを感じました。河野先生のご指導のおかげです。改めてありがとうございました!

中略

特に急いで読んだ意識はなく、本を読むようなイメージで普通に読んでいました。


これぞまさに私がいつも授業内で生徒さんに伝えている「熟読しているのに速い」境地であり、理想の姿と言えます。いずれこのようになれるのだから、「速読などするな!」と口を酸っぱくして述べているわけです。

「本を読むようなイメージ」を試験本番で持てたのも素晴らしい。これについても、私が常日頃「私が本試験を受験するときは内容を楽しみながら読んだり聴いたりしていますよ」とお伝えしているのに通じる心的態度だと思います。

多くの受験者が試験のパッセージを単なる「タスク」と捉え(もちろんタスクではあるのですが)、ただただ機械的に、効率的に、速く「処理」しようとする結果、内容に入り込めず、却って時間がかかったり、正答率が上がらなかったりしてしまっていることへのアンチテーゼとして、参考にしてほしいと思います。

Tさん、おめでとうございます!今後の合格報告を楽しみにお待ちしております!

点数速報

受講生の丸山さんがIELTSでOverall7.5点(R8.0, L8.0, W7.5, S6.5)を達成しました!

丸山さんはGRE対策で当塾に来られており、IELTSは既に7.0を保持していましたが、できれば7.5がほしいということで、ご自分でIELTSの学習も継続しておられました。

ところがどうしてもWが6.0を超えず(一度だけ6.5に載ったが、また戻ってしまった)、これが何とかなればOverall7.5にいけるということで、ご相談がありました。一方でGRE対策がある程度目途が立ったので、では残りの授業時間をIELTS Writingに充てましょうか、ということで2コマほど授業を行いました。

その中で、論理構成に難があると判断しましたので、より書きやすく、かつ読んでいる側にもわかりやすい構成法を指導しました。その結果、なんと1.5点のジャンプアップで7.5点を達成したというわけです。

たった2コマの指導でここまで上がったというのは、本人の修正能力の高さがあってのことだと思います。GRE Verbalも同様に、最初は読み方がだいぶアヤシかったのが、短期間で非常に良い読み方になりましたので。

ただGREに関しては、VerbalとQuantitativeの点数が揃わない(片方が良いと片方が悪い)という状況があり、まだ学習と受験を継続するとのことです。

それにしてもいったんIELTSが終わったのはよかった!GREも時間の問題だと思いますので、丸山さん、頑張ってください!

点数速報とご本人手記

受講生のTさんがGREで328点(V159, Q169)を達成しました!

9月初旬の1回目の受験では314点(V147, Q167)。そこから3週間で大幅な点数アップとなりました。わずか2回の受験で目標点を超え、受験終了です。

ご本人にお話を伺いましたので、以下に掲載します。これは私が聞き取った内容をまとめたものであり、文責は全て私にあります。


Verbalセクションは12点の大幅アップとなりましたが、何といってもRCが「読めた」ことが大きかったと思います。1回目の受験では、心理的に焦ってしまったためか、RCの理解度が体感40%でした。しかも時間がかかってしまい、穴埋め系の問題(TC/SE)はランダムクリックしたものが多かったんです。だから1stセクションの正解率が低く、2ndセクションでEasyモードになってしまい、全体の点数を押し下げたと思います。

ところが今回はRCが読めました。簡単な文章はほぼ100%、難しいものも80%は読めた感覚です。また、比較的簡単な穴埋め問題→RC→難しめの穴埋め問題、という順番でいったのですが、RCが読め、かつ時間があまりかからなかった結果、穴埋めの難問にもしっかり取り組む時間的余裕ができました。結局RCができたことが全体の点数を左右したといえます。

ただ、今回何かを特別に意識したかといえばそんなことはなく、河野塾で教わった通りのやり方を貫きました。パッセージ冒頭ではいったん時間を気にせず、理解重視で取り組み、理解できている感覚をつかんだらスピードを上げるというやり方です。第1センテンスが頭に入ってこない場合は二度三度読むようにしたのも教わった通りです。また、文法構造など、考えるべきことをしっかり考えたことにより、多少不明な単語があっても文意を取ることができたと思います。

とはいえ、分からない単語にぶつかること自体、だいぶ少なくなりました。7~9月の間にだいぶ単語もやりましたので。やった教材は『完全攻略!TOEFLⓇ英単語4000』、Magooshの「GRE Vocabulary Flashcards」というアプリ、ManhattanのFlashcardsの3つ。『4000』はもちろん、アプリとフラッシュカードも『4000』の中に書かれていた「初めからキチンと覚えこもうとせず、ひたすら繰り返す」というやり方で行いました。

直前はむしろMathを重点的にやりました。Verbalの点数がこれほど上がると思っていなかったので、Mathは170点を目指そうと考えたからです。

Verbalについては、授業中の河野先生の解説をノートに取っていたので、そのノートを見返しながら、学習済みのパッセージを読み直しました。ただし設問のほうの見直しはそれほどやらず、本文の読解に集中しました。

さらに、Magooshの模試を利用し、タイムプレッシャーの下で問題解答する練習を行いました。また、Magooshで個別の問題を解く際も、設問数に応じて自分で制限時間を設定して(例えば4問のRCであれば4×2 = 8分)、タイマーをかけて解きました。ただしタイムプレッシャー下でも本文の読解には時間をかけてよいとし、設問はポンポンとリズムよく解くよう心掛けました。それでも本文さえ読めてしまえば、結果的に時間も間に合うものだと実感しました。また、自分には直感的に正解だと思ったものを敢えて選ばないようにしてしまう癖があったので、その癖を修正し、素直に解答を選ぶように努めました。

その過程で改めて思ったのは、日頃の学習からタイムプレッシャーをかけて解くと変な癖がつくということです。先生のおっしゃる通り普段は時間を度外視して読解力の向上に努めるのがよいと思いました。一方で、最後はやはり時間内に問題を解かなければならないわけですから、直前期にはタイムプレッシャーをかけた練習が必須だとも考えました。

今回の点数は河野先生のご指導なくしては達成できなかったと思いますし、トップスクールも視野に入ってきたようで、とても嬉しく思っています。河野塾での学習を通じて、今、人生で最高に英文を読む力が上がっています。留学中のリーディング課題も何とかなるのではないかと思えてきました。ありがとうございました。


私のほうで補足すれば、文法知識・構文解析力を強化すべく、私の執筆した『スッキリ英文法』と大学受験用文法問題集2冊、さらには『英文解体新書』にも取り組んでもらいました。また英文暗唱も指示してやってもらっています。

Tさんの場合も、ご多分に漏れず、最初に授業で扱ったパッセージの読解はボロボロ(失礼ながら!)でした。しかしその後真剣に学習に取り組んでいただいた結果、これもあるあるですが、ある時期から突然読解の「解像度」(と河野塾では呼んでいます。ほかに「読め具合」など)が上がりました。パッセージの要約などが完璧にできていました。したがって、点数が上がるのは時間の問題だろうと見てはいました。

残念ながら1回目の受験ではその力が十分に発揮されませんでしたが、おそらく心理面が大きかったと思います。そもそも「読める」ようになってから、それが点数に反映されるまでにはタイムラグがあるのが普通です。ご本人も「それでも自分は読めるようになっている」という感覚があったらしく、2回目の受験でアプローチを変えなかったのが良かったですね。

Tさん、改めましておめでとうございます!最初の状態から比較的短期間でこれだけの点数アップを実現されたのは、日ごろの着実な努力と、「自分にとって今必要なアプローチ」を的確に判断して実行する能力の賜物と敬服しております!出願準備も頑張ってください!

点数速報

受講生の北野さんがGRE Verbal 155点を達成しました!

北野さんはPh.D.プログラムへの入学を目指しておられ、GREについては初学者の状態でした。授業においては通常どおり、文章の読み方と解答の考え方を指導する一方、自習としては私の『TOEFL英単語4000』を用いた単語学習、文法問題集や英文解釈系の書籍などに取り組んでもらいました。結果、1回目の受験ではV148点でしたが、2回目の受験で155点にまで上がりました。

Quantitativeも165点に達し、合計320点を達成。私個人としては、もう少し学習を継続すればV160点越えも可能と見込んでいましたが、合格の最低基準は越えたということで、これで受験打ち止めとなりました。

北野さん、改めておめでとうございます!短期間の集中学習によって着実に成果を出したことに敬意を表します。AWの点数にやや不満は残ったものの、ライティング力についてはPh.D.の学業に取り組む中で磨きをかけてもらえればと思います。出願が上手くいくことを願っております!

点数速報

受講生のMさんがTOEFL102点を達成しました!内訳はR25, L28, S22, W27です。

Mさんは前回の本試験で95点(R29, L25, S18, W23)まで取っておられましたが、やはり100点を超えたいのと、特にSに関しては20点を超えたいのだが、Practice Onlineを何度やっても18点を超えられないとのことで当塾に来られました。

私としてはLの点数ももっと伸ばしたいと思いましたし、Rも実力からすると高めに出ている感じがして、これを下げずに高値安定させたかったので、まずはその2セクションを扱いました。そのうえで、残りの時間はすべてSに費やし、猛練習していただきました(Wは「自分でいけそうな気がする」とのことだったので、扱いませんでした)。

発音にもやや懸念点があったので、音読やシャドウイングをしていただきながら、実践演習を積んでもらいました。その甲斐あって1か月強で4点アップし、目標点達成となりました!しかもL・Wも最高点更新です!(Rは下がってしまいましたが…)。

Mさん、おめでとうございます!今回の集中的な取り組みは素晴らしかったですし、本番のプレッシャーに負けずに頑張っていただきました!今後の出願準備も頑張ってください!

GRE点数速報

受講生のFさんがGRE Verbalで155点に到達しました。

Fさんは、IELTSにおいてはOA7.5点、Rの最高点は8.0を保持。GREは未受験でしたが、学習開始以来手ごたえがなく、その前にGMATの勉強をしていた時も手ごたえがなかったとのことで受講されました。その実感どおり、受講開始と前後して受けた本試験ではV145点でした。

授業内で理解度をテストしてみると、リーディングパッセージの内容を全く誤解しているケースが見られ、基礎文法の知識も相当に不足していることが判明しました。これでよくIELTSで8.0を取れたなと思うレベルですが、実はこうしたケースはそれほど珍しくはありません。地頭が良く、かつ問題演習を大量にこなしていたり、留学経験などがあって大量に英文を読んでいる人の中には時に見受けられるパターンです。ななめ読みで、内容理解にあやしい部分が多くても、なぜか解答だけは当ててしまうような勘の良さがあったりします。

しかしそれが通用するのもTOEFLやIELTSまで。GMATやGREになると「読めてなさ」が如実に点数に反映されてしまうのです。この状態は、数学において問題文の理解が不十分で失点を招くことがあるという点においても懸念材料です。

というわけでFさんにも基礎文法からしっかり講義したかったのですが、お仕事が忙しいうえに出願準備なども重なっており、その時間が取れなさそう。本人のご希望もあり、「読解上の目の付け所」の解説を中心に行うことになりました。しかし基礎文法の講義も(泣く泣くではありますが)毎回15分程度は行うことにしました。

その結果、まだ構文が正確に解析できず文意を取り違えることはままあるものの、文章全体の理解度は上がってきました。そして初回受験から3週間ほどで10点のアップとなりました。

もちろんもう少し高い点数を目指してこれからも受講を継続されますが、まずは地頭・勘の良さに「目の付け所」がプラスされ、一定の成果が出た形です。

ただ前述のように、どうも読解力が数学に影響を与えている模様で、Qのほうは今回振るいませんでした。このあたりを何とかしていければと考えています。

Fさん、まずはホッとするような結果が出て何よりでした!引き続き頑張っていきましょう!

GRE点数速報

受講生のA君がGREのVerbalで156点を達成しました。

A君は現在アメリカの大学に留学している大学生で、TOEFLなども高めの点数を保持していましたが、GREになると歯が立たないということで、当塾に来ました。

彼は高校からアメリカに留学しているのですが、そういう人にありがちなこととして、体当たり的に英語を学習してきているので、文法知識・理解がかなり不足していたため、文法の講義から始めました。

そして文章を文法的に解析できるようになった結果、理解度の向上は割と早い時期に実感したようです。しかし難易度高めの単語を知らないというもう一つの問題がありました。私の単語集『4000』でいえば「100レベル」がだいぶ怪しい感じでしたので、単語暗記も自習としてやってもらいました。

しかしアメリカの大学生ですので学業があまりにも忙しく、その自習の時間がなかなか取れない。当塾の授業を長期に渡ってお休みせざるを得なかったこともありました。

それでも授業を再開してからは、文法と構文解析、さらには英文理解の解像度を上げるための着眼の仕方などを授業内で徹底的にやった結果、解像度が目に見えて上がりました。今回の受験前には、センテンスごとの意味解釈はもちろんのこと、段落の主題把握、疑問を持つべき箇所や注目しておくべき箇所の把握、その疑問に対する仮説の作り方、抽象的な記述に対して自分で具体例を考える、理解した要点を自分の言葉で表現するなどの点において、非常に的確に答えられるようになっていました。

結果、初回受験の149点から大幅アップとなりましたが、上記の理由で「取るべくして取れた」感が強く、驚きはありませんでした。本人曰く、『4000』の「100レベル」に載っている単語がかなり出ていたが、うろ覚えだったためにいくつか失点した、とのことだったので、単語をもう少ししっかり覚えていれば160台到達もあり得たでしょう。

ということで、今後は単語学習も多少は授業の中で扱いながら、読解の解像度をさらに上げ、160越えを目指していきます。

A君、まずはおめでとうございます!引き続き頑張っていきましょう!