合格速報

受講生のYさんがBabson CollegeのMBAプログラムに合格しました!

Yさんとは海外勤務されていた頃にオンラインで授業を開始し、その後やや長い時間がかかりましたが、一番志向の合う学校に合格して良かったと思います。おめでとうございます!

合格速報

受講生の中島さんがMITのSDM(System Design and Management)プログラムに合格しました!

TOEFLは103点まで伸ばし、GREは苦戦しましたが、見事合格となりました。中島さんはほかにも数校合格しています。

中島さんの課題は何といっても読解力だったので、多くの時間をそこに割きました。伸び悩んだ時期もありましたが、本人の努力でだいぶ克服しての合格。留学中の学業にも必ず生きるものと思います(もしこれをやっていなくて合格してしまっていたら大変だったでしょう)。

中島さん、おめでとうございます!努力が報われて本当に良かったと思います!

点数速報

受講生の中島さんがTOEFL iBTで103点(R27, L22, S26, W28)を獲得しました!

一時伸び悩みがありましたが、それにもめげず読書を中心としたインプットと、音読・リピーティング・シャドウイング・暗唱を続けることにより、Rが安定したばかりか、SもWも過去最高を更新しました。ただどういうわけかLが下落!これが前回同様であれば…と思ってしまいますが、全セクション高得点で揃えるのはやはり難しい。しかし次回あたりはまたLも戻ってくるでしょうから、さらなる高得点が期待できます。

受講生だより:リーディングがリスニングに好影響

元受講生で、ウィスコンシン大学のMBAプログラムに留学している熊崎さんからメールがありました。

ご多分に漏れず課題の量攻めにあっているようで大変そうですが、業界に特化したMBAプログラムであることもあり、学びが多く、充実した学業生活になっているようです。

「春学期は学部生を加えてのチームプロジェクトに取り組む予定で、先週学部生をリクルートするために面接官として学部生の面接に参加しました。もう一人のクラスメイトに助けられながらではありましたが、英語で面接官をするという面白い経験ができました。」

いや~、こういう体験、いいですね~。

「英語に関しては、聞き取れなかったり話せなかったりして落ち込む場面も多く、秋学期終了時点で当初期待していたほどの英語力の向上はまだないと感じています。半年ではそうそう簡単に上がるものではないということなんでしょうね。ただ、リスニングに関しては徐々に聞き取れるようになってきている場面もあり、この先どれくらい時間がかかるのかは想像もつきませんが、まだまだ聞き取れる箇所は増えてくるだろうという感触はあります。ゼミでも基礎科目のグループでも基本は私以外全員アメリカ人なのですが、学校に関係のある内容なら1対1での会話で相手が何を言っているのか全く分からないことはほとんどなく、スピーキングも徐々に積極的にできるようになってきています。問題はアメリカ人同士の会話。これは河野先生も渡米前に仰っていた通り、容赦ないですね(笑)。1ミリも内容が入ってこないことも多々あります。」

「全体として非常に緩やかな成長ながらも、比較的短期間でリスニング力が向上したと感じる場面もありました。秋学期の後半に企業戦略の授業があったのですが、毎回の授業前に課されるリーディングの量が半端でなく、授業もほぼ毎日あったので約2か月間、毎晩5~6時間のリーディングをするという生活をしていました。結果、リーディング力も伸びたのですが、同時にリスニングが明らかに楽になりました。音が聞こえるようになったというよりは、情報処理に脳が時間・労力をかけなくなったという感触でした。しかもリーディングに直接関係のある内容だけでなく、授業とは全然関係のないクラスメイトの話も馴染みのある内容なら聞き取りがぐっと楽になっていました。河野先生が仰っていた単語が”深く”身に付いている状態とはああこいうことかと実感した次第です。授業が終わった今、あの生活を自主的にしようという気にはなれませんが(活字の見過ぎで毎晩吐き気がするくらいだったので)、インプットの量は意識的に増やしていこうと思います。春学期の内容を見ると嫌でもまた似たような状況にはなりそうですが…」

これ、私が考えるに、めちゃくちゃ課題を読まされた結果として、英語のインプット量が一定の「閾値」に達したのだと思います。リーディングでもリスニングでも構文解析を(意識的であれ無意識的であれ)行っているわけですが、その処理の多くが「自動化」してきているのだろうと思います。リーディングを大量にこなすことでリスニング、さらにはスピーキング・ライティングというアウトプット面にまで好影響を与えるという好例だと思いますし、それを「閾値」に達するまで行ってようやく上達が自覚できるという例でもあるでしょう。それでもネイティブ同士の日常会話となると、背景知識を持っているかどうかなども関わってくるので、いまだにキツい、と。

「最近気づいたのが、聞き取れるか聞き取れないかは、話の背景知識の有無に非常に大きく関係しているということですね。アメリカ人同士の会話でも、授業の話や自分も知っているニュースの話などはかなり明瞭に聞き取れることが多いです。私の場合、河野先生に発音と細かい音まで聞き取ることを目指す大切さを教えてもらい、発音練習は渡米してからも毎日取り組んでいるので、音を拾う準備はそれなりにできている、ということかもしれません。逆に話の内容がアメリカの政治制度や大学スポーツなど内容的にも語彙的にも馴染みの薄いものになるとお手上げです。要は雑談が一番難しいということなんでしょうね。なので今はアメリカの政治や文化などの知識をつけるように心がけています。」

そして河野塾あるあるですが、やはり発音を褒められたようです。

「大学が留学生のために地元のボランティアをスピーキングの練習相手として紹介してくれるサービスがあり、有難いことに無料でネイティブスピーカーとマンツーマンの英会話をさせてもらっています。週2回ほどの頻度で、自由に会話したりスラングを教えてもらったりしています。発音を褒められました。アジア人であることは感じられるものの、私の言っていることの95%は分かり、彼が今まで会ってきた他のアジア人と比べると個々の単語の発音はかなり上手だと言われました。センテンスレベルだとまだchunkyで聞き心地が良くないとのことで、もっと流れるように話したほうが良いとも言われました。」

このchunkyとかchoppyという「日本人英語」の特徴は、克服に時間がかかります。河野塾の授業でも早いうちから取り組むポイントですが、やはり指摘されてしまう。大量のインプット・アウトプットを通して少しずつ改善していきたいですね。それにしてもこうした点を捉えて率直に指摘してくれるネイティブに教えてもらっているというのはラッキーですねえ。

熊崎さんはさらに自分でも文法や発音などの学習をする時間を取ってしっかりやっておられるようで、その姿勢には本当に頭が下がります。彼は年齢も若いので、最終的にかなりの英語力を身に付けて帰ってこられるのではないかと期待が高まります。

合格速報

受講生のOさんが、Cornell Tech大学のLLMプログラムに合格しました!

Oさんは小学生の頃に数年英語圏で過ごした帰国子女ですが、帰国以降英語は「感覚でやってきた」とのことで、文法・読解面で不安がありました。そこで基本文法から丁寧に授業を行いました。

Cornell Techでは、LLMといってもMBA的な内容の授業も多いとのことで、Oさんの方向性とピッタリの学校に合格して本当に良かったと思います。こういうケースは、留学中も充実した学業生活になるのが確実。ただ、文法・読解は渡米直前まで鍛えるべく、Oさんは今後も河野塾で学習を続けていきます。

点数速報

授業で忙しくしている間に「速報」でもなくなってしまいましたが、昨年末受講生のHさんがGMATで710点(V38, Q49, IR6, AWA5.0)を獲得しました!!

Hさんについては、TOEFLで100点を超えた際にFBで速報しましたが、GMATでも結果が出ました。Hさんは主に当塾で学習、特にGMATに関しては当塾のみで学習して結果を出しましたので、私としても喜びはひとしおです。

とはいえ、ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。TOEFLは受ける度に伸び、下がったり停滞することは一度もありませんでしたが、GMATは苦しい時期もありました。Mathは安定して49点以上を取れていましたが、Verbalは21→19→23→38と推移しました。最初にお試しで受けたオンライン試験の段階では学習量の不足もありましたが、会場受験となって以降は直前のPrepで38とか42とかを出していただけに本人としてはショックだったでしょうし、私としても授業内で手ごたえを感じていたので「なぜ本番でこれほどまでに点数が下がるのか」と考え込みました。

ただ本人としては「こんなもんだろう」という部分もあったようです。大学受験時代から本番に弱いとのことで、GMATの本番で点数がある程度落ち込むことも想定しており、つらい気持ちはあったものの、それほど落ち込まずに学習を続けたとのことです。

また、38点を取った4回目(オンラインを除くと3回目)の受験では、AWAやMathを先に行い、Verbalを最後にしたそうです。通常は頭が疲れる前にとVerbalを先に持ってくる人が多いと思いますが、その逆を敢えてやった、と。その理由は「頭がある程度疲れている方が自分は緊張しないで済む」と考えたからとのことです。自分を冷静に分析したうえで、緊張する自分の癖を無理に抑え込もうとせず、常識にも逆らって自分に最適な方法を選択した点、素晴らしいと思いました。

ただそうはいっても、あまり疲れすぎるのは良くないとも考え、IRの長めの問題はランダムクリック、AWAはテンプレを暗記し労力をあまり使わず解答するなどの工夫もしたとのこと。また彼は数学が元々得意で、それほど労力を使わずにMathが解ける自信もあった。数学が苦手な人はMathで労力を使いすぎる可能性もあるので、この順番はおすすめできないかも、とのことでした。自分の得手不得手を考えて、とにかく自分に合った戦略を練ることが大事、ということだと思います。

またこれまでの学習を振り返って思うところを尋ねたところ、「河野塾で発音を一番先に学んだのが一番良かった」との回答をいただきました。海外経験がなく、いわゆる「純ドメ」のHさんは、リスニングやスピーキングには自信がなかった、と。スピーキングはどうせやっても大して上がらないだろうから重視はしていなかったが、リスニングはどのように学習すべきか想像もつかない状態だったが、河野塾で発音から鍛えたことで順調に伸びた。それが早期のTOEFL100点越えにつながり、その後のGMAT学習や出願対策がスムーズにできた、とのことでした。

私は多くのケースでまず発音を教授しますが、その理由はまさにこのような理想的な流れに持っていくことですので、私としては我が意を得た思いですし、実際に結果が出たので報われた思いもあり、大変嬉しく思います。

Hさん、改めておめでとうございます!あまり表情や態度には出なかったものの、GMATが伸び悩んだ時はつらい思いをされているのを私も感じ取っていました。それでも努力を続けた最終的にこのような結果につながり、本当に良かったですし、最大限の敬意を表したいと思います。出願もそろそろ終わりに近づいていると思いますが、もうひと頑張りしていただいて、最良の結果が出ることを望んでおります!